顧客満足度調査にはわれわれもてこずるのだ。

中学校

いつから導入されたのでしょうか?

確か「地域連携」という新しい概念が業界に生まれ、叫ばれた頃だったんじゃないかと思いますが。

学校には、顧客満足度調査なるものが存在します。お子様のいらっしゃる方はきっと提出したことがあるでしょう?

アンケートと言いつつも、提出は義務です笑、かつては紙で配られてましたねえ。

うっかり失くそうものなら、どす黒い更紙ではなく真っ白のコピー用紙に『わざわざ』コピーしたものを持ち帰らされる、あれですよ。

最近ではウェブ配信が主になってきました。みなさん、ネット環境お持ちなんですねえ。

てか、ネットにつながってないと、中学校に子供通わせることもままならない世の中なんですねえ。

本当の名前は、「学校評価アンケート」などといいます。

学校のユーザーは
  

 ①生徒
  

 ②保護者
 

 ③地域の方々

と三通りありますので、それぞれに向けたアンケートが作成されているわけです。

作成は管理職の仕事ですが、集計は一般教員です。

昔はコレを手作業で入力してました。学年で管理画面に入力、が一般的でしょうが、学校によっては担任に任されたり、副担任の仕事だったりします。

いまは、集計作業はなくなりましたね。まあ、それはいいとして。

このアンケート、読んでると、けっこうストレスが溜まります。
例えば、子供向けアンケートにて。

Q 先生は相談に乗ってくれますか?     

 A いいえ

あれれっ!?この子は穏健派のはずなのに…!?   

さりげなく本人に聞いてみると、
「だって…先生に相談すること、ないもん!今、すごく楽しいから!」
え~~!! それも、  A いいえ  に入るんですね…(汗;)

別の事例。これは保護者向けアンケートより。
Q 学校だよりや学級通信を通じて、学校の様子がわかる  

A いいえ

ええ~~~!?

月イチの学校だよりに始まり、学年だより、保健だより、給食だより、図書室だより、事務室だより、各種お知らせ、各種イベント、各種訃報、不定期の学級通信…な、何故!?

もうお気づきですね? そう、子供がまったく保護者にプリント類を提出していないんです。

アンケートって、こういう諸事情を全く考慮ししないままに集計しますから、どうしても一定数の顧客「不満足」数値がはじき出されます。
そして、管理職って、こういう数字に敏感で、そして問題にしたがる生き物なんですよ。

…全く。自分も昔は担任してたはずなのに。忘れちゃったんですかね??

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